付随する臨床情報について

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付随する臨床情報について

治療前後の時系列での試料収集とそれに豊富な臨床情報を紐づけるシステム

 当センターでは、治療前採血を含み、経時的のサンプル収集を行っています。基本的に薬物療法は5回、手術は4回、内視鏡治療は2回と治療経過中の採血を行います。いずれの場合も診療採血に合わせて採血しています。 また、2019年11月からは、最も臨床研究や医療開発に利活用されると期待できる手術標本からの新鮮凍結標本の系統的な収集をしています。

 そして、これらのクリニカルバイオリソースに紐づく臨床情報、検体管理・品質情報等を統合データベースとして一元管理し、容易に検索できるシステムの構築を進め、稼働を開始しています。 検体採取情報システム(以下、BIMS)は、同意患者さんの登録から採取計画策定、計画に基づく採取オーダー支援、検体到着確認の管理、生体試料の前処理から保管までのすべての業務を担う管理システムです。BIMSは上位の診療情報とのインターフェイス、および生体試料の全自動前処理装置の管理とその過程で得られる高度な品質関連情報の格納管理を担います。

 さらに採取計画ごとの時系列構造化診療情報と品質関連情報を生体試料の付随情報として統合データベース化しており、研究に必要なクリニカルバイオリソースの検索や付随診療情報の迅速で正確な提供を実現します。

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次世代医療・iPS細胞治療研究センター 2階

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