設備について

Facility

設備について

 当センターのバイオリソースが保管されている冷凍庫はすべて、非常電源への自動切り替え盤を完備しており、停電等のときであっても安定して電力を供給できます。また、温度モニターにより24時間体制で庫内の温度が記録されると共に、監視システムの導入により庫内温度の異常が検出されたときには、担当者が迅速に対応できる体制を整えています。さらに自施設内の保管だけではなく、不測の事態による試料損失を防ぐため、保管しているバイオリソースのうち血液試料の一部は、定期的に外部施設へバックアップを送付し保管管理ができる体制を整えています。

また、2020年3月にはクリニカルバイオリソースプロセッシングロボットシステム(BRAHMS Bio-Resource Auto High quality Management System)を導入し、クリニカルバイオリソースから自動で血漿分離やDNA抽出を高精度に行い、長期的な検体保存の安定性を向上させるために各工程毎に品質管理を実施しています。採血管を専用ラックで装置に投入するだけで、開栓後の採血管に人が触れることが無いため、品質管理のみならず安全性も担保しています。クリニカルバイオリソースの確実な保管と入出庫の自動化およびデータベース化により、作業効率をさらに向上させています。

BRAHMSの一番の特長は、自動保管庫と言えます。生体試料の搬送、チューブの取り出し作業は、-20°C以下の空間で実施されるため、従来よりさらに高品質な状態でクリニカルバイオリソースの保管、払出しが可能となりました。

CONTACTお問い合わせ

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
次世代医療・iPS細胞治療研究センター 2階

cbrc@kuhp.kyoto-u.ac.jp